東亜研究院客員教授の魯成煥教授は浙江工商大学における学術研究活動を円満に終わらせ、このほど帰国した。魯成煥教授は2016年9月17日から2017年2月25日まで来校し、浙江工商大学東亜研究院で客員教授を担任し、帰国後再び韓国蔚山大学日本語学科の仕事をし続ける。
東亜研究院で務めた期間、魯成煥教授は授業及び学術研究をし、教員と学生の全員から一致している好評を博した。毎週木曜日の「東アジア文化環流研究」の授業を担任し、院生たちに教えたうえ、毎日院生たちと朝日新聞の「天声人語」コラムを読んでいた。それと同時に、毎週土曜日の午前で院生に向けた韓国語特別講座をした。
学術研究に関しては、魯成煥教授も短時間で実り豊かな成果を収めた。東亜研究院の主催した数回の研究会と国際シンポジウムに参加し、「韓日医学筆談から見る朝鮮医学官の金得拝」、「韓国で栄えた日本の画像―花札と花闘―」などのテーマをめぐって発表した。そして、中国人民大学、清華大学、北京外国語大学日本学研究センターの招待を受けて、北京へ赴き、「京都の耳塚と日本文化」などのテーマをめぐって講演した。魯教授は『日本文化学報』などの国外の学術雑誌に「日本愛媛の姫だるま人形及び神功皇后の伝承」、「朝鮮から日本への浙江出身の明軍」など何本の学術論文を発表した。
学術研究と授業のほか、魯教授は東アジアの視野で中韓歴史文化交流の史料の収集に専念し、浙江平陽、上虞、広州韶関、南寧、隆林などに行き、「温州市平陽県における新羅太子の信仰と伝承」、「塩官における海昌院と新羅僧梵日」、「岳飛伝の韓国への影響」などをめぐって実地調査した。
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